魚自動活けしめ脱血処理装置
1. 軽量コンパクトを重視した設計
2. 船の規模にあわせて増設可能な「モジュラー方式」
3. 魚をその場(船上)で脱血処理、鮮度を保持し肉の変色を防止

開発のコンセプト

宮崎県のカツオの漁獲高は全国でも上位を占めていますが、地理的条件の厳しさから品質(鮮度、味、色)に変化が現れるため、活けしめ脱血する必要性がかねてからありました。
そこで宮崎県水産試験場・宮崎県工業試験場との共同でカツオの自動活けしめ脱血装置の研究に取りかかり、基本型を開発しました。ドリル式の装置は宮崎県が特許を取得、日本国内においての製造及び販売権は弊社に委託されました。
その後、県内大手養殖業者のご協力のもとにカンパチ、ハマチ用の刃物式、続いて愛媛県の大手養殖業者 安高水産(有)様向けにタイ用の刃物式装置を開発しました。人手による作業の軽減と、品質の向上に大きく貢献しています。
現在、鯖向け、ヒラメ向けの装置を製作中です。今後もさまざまな魚種に対応できる製品を開発していきます。

活けしめ処理の流れ

カツオ自動活けしめ脱血処理装置

・魚の鮮度比較
K値
死後、魚内中のATPは、酵素により分解されます。 ATP関連化合物総量に対して生成した分解物(イノシン、ヒポキサンチン)の割合(%)をK値と呼び、 経験的に知られた鮮度変化を良く反映し、現在最も的確な鮮度指数と認められています。 K値は鮮度が良い程数値が小さく、鮮度が悪くなると大きな数字になります。 一般に高鮮度魚は、20(%)以下、良鮮度魚は40(%)以下と言われています。

K値(%)

時間
3
7
12
24
48
72
手じめ(包丁)
0
3.3
8.4
11.5
16.4
17.6
機械じめ(刃物)
0
1.8
3.7
7.8
14.1
15.7

PH値
pH値の低下速度は、魚の致死条件によって異なる。 すなわち激しい苦闘状態を経たものは速やかにpH値が低下するが、休養状態にあるものをすばやく捕獲して即殺したような場合には、pH値の低下速度はかなりにぶい。
死後12時間後のカンパチ肉のPH カツオ試食試験(水氷しめとの比較)